DHA EPA 効能 効果

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DHAとEPAの共通の効果とは?

 

DHA・EPAそれぞれの効果は「DHAの効果と効能」、「EPAの効果と効能」で説明した通りですが、ここでは双方に共通の効果・効能を説明していきたいと思います。

 

まず、DHAとEPAに共通する効果を大きく分けると以下の4つになります。

  • 血中コレステロール値を下げる
  • アレルギー症状の緩和
  • うつ病や精神の安定を促進
  • 生理痛緩和

 

それでは1つずつ見ていきましょう。

 

血中コレステロール値を下げる効果

 

コレステロールは血液の流れを悪くする要因の1つです。コレステロールが血中で増加すると血管が硬くなってきます。さらに血管壁に付着して、血流を悪くさせます。

 

健康診断などでコレステロール値が高い結果がでても、それをそのまま放置される方もいますが、そのまま放置し続けると、いずれはそれが血栓になり、動脈硬化に進み、さらには心筋梗塞や脳梗塞など恐ろしい病気になってしまう可能性が高くなってしまいます。これは何もコレステロールに限った話ではなく、中性脂肪も同じように放置すると、コレステロールと同様の病気につながります。

 

このように血液中の脂質バランスが崩れた状態を改善したり、すでに血中で増加してしまったコレステロールや中性脂肪を減らす働きをするのが、DHAやEPAなのです。

 

さらには、DHAやEPAはコレステロールを減らすだけでなく、コレステロールの質自体を改善することにも一役買っています。これは、血液壁に付着しているLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を減らして、血管壁の付着物を肝臓に戻してくれるHDLコレステロール(善玉コレステロール)を増やしてくれる作用があります。

 

善玉コレステロールが増えれば、余計なコレステロールを減らすことができます。すなわち血栓もできにくくなりますし、血管の劣化を防ぐので、血管が硬くなりません。血管が硬くならなければ動脈硬化にもなりません。

 

アレルギー症状の緩和

 

アレルギー性疾患はここ数十年の間に急増しています。その主な原因として、遺伝的な体質、環境的要因などが考えられていますが、食習慣にも原因があるのではないかと考えられています。

 

現代の日本人の食文化は戦前のそれと比べると、随分欧米化してきています。そのため高脂肪・高カロリーの動物性脂質やリノール酸の過剰摂取になっています。

 

アレルギーを起こす原因として、ロイコトリエン、ヒスタミン、PAFなどがありますが、それらの成分のほとんどは体内の脂肪酸から生成されます。特にリノール酸が増える事によってとアラキドン酸から生じるロイコトリエンは協力なアレルギー症の原因になります。

 

このようなリノール酸過剰によってアラキドン酸から生じる多くの生理活性物質の生産を抑える働きをするのがDHAとEPAなのです。

 

うつ病や精神の安定を促進

 

うつ病に対してDHA・EPAが効果的であるという考えがあります。その理由として、魚の消費量が多い国ほどうつ病になる割合が少ないというデータがあるのです。

 

その他にも、うつ病の患者の度合いの差と赤血球膜の「アラキドン酸(AA)/EPA比」を調査した時、うつ病の度合いが強い程、アラキドン酸の数値が高くなっており、うつ病の度合いが低いほどEPAの数値が高かったのです。

 

このような調査からうつ病に対してDHA・EPAの効果効能がある可能性が見出されているわけですが、DHA・EPAを摂取することによって、脳内のセロトニンの働きがよくなります。その結果がうつ病や自殺の抑制に影響を及ぼしているのではないかと考えられています。

 

生理痛緩和

 

女性の生理痛の原因としてプロスタグランジンの過剰分泌があります。生理痛が激しいプロスタグランジンに共通する傾向として、「脂肪過多」と「冷え性」が挙げられます。

 

しかし冷え性よりも脂肪の過剰摂取の方が問題です。女性は一般的に男性よりも甘いものが好きな傾向にあります。その甘いものから過剰に油を摂取しています。過剰摂取した油は中性脂肪として体内に蓄積され、この蓄積された脂肪がプロスタグランジンの元になるのです。

 

脂質バランスの乱れは、本来であればプロスタグランジンE2が引き起こす炎症を緩和させる作用があるプロスタグランジンE1とE3の生成を増加させるγ-リノレン酸や魚油(DHA・EPA)の働きを妨害してしまうので、生理痛の抑制ができなくなってしまいます。要するに、普段の脂肪酸の摂取方法が生理痛の痛みの度合いに大きく関わっているという事になります。

 

生理痛の痛みを軽減させるには、細胞膜中の脂肪酸のバランスを良くすることです。このバランスを調整するにはDHA・EPAが非常に大切な役割をするのです。